シングルマザーのダブルワークはつらいですよね。ひとりで子どもを育てながら、ひとりで2つの仕事を掛け持ちし、毎日頑張っているシングルのママさんたちへ、実際にシングルマザーでダブルワークをしている筆者から伝えたい『知らないと損するお金の話』です
この記事を書いている人・・・
完全在宅で5年連続年商1000万円。
目次
なぜダブルワークをするのか
シングルマザーにとって仕事はまさに生きる手段。
1か所で働くだけでは正直足りない、というのが本音ではないでしょうか。
収入を増やすためにダブルワーク(副業)を考えるシングルマザーは多いです。
しかし、実際にダブルワークをしているシングルマザーの割合は、母子家庭全体の8.4%にとどまります。
この数字を見て、多いと思いますか?
少ないと思いますか?
私はこの数字を見た時に『少ない』と感じました。
でも同時に、ダブルワークができる環境にいない人も多いはず。この数字自体が、シングルマザーの生きにくさを物語っているなと思いました。
ダブルワークのハードルの高さ
シングルマザーがダブルワークを検討する場合にまず考えるのが「いつ働けるか」。
子どもが保育園や学校に行っている間は本業がある。
夕方からパートに出たいと思っても、そもそも子どもの預け先がないと勤務できない
ダブルワークと簡単に言っても、学生の頃にバイトを掛け持ちするのとは全く異なるハードルが出てきます。
目指すべきは正社員?
安定した収入と安定した肩書を求めて、離婚後に正社員を目指す人は多いかと思います。
しかし実際に正社員で就職すると、「正社員なんだから」という縛りで残業業務が増えたり、サービス残業も含まれていて収入に直結しない…なんて話も聞きます。
お金を稼ぎたくて正社員をしているのに、これでは本末転倒ですよね。
子どもが小さいうちは、一般的に貯め時、などと言われます。
この貯め時を逃さないためにも、子どもが小さいうちから正社員を目指すのではなく、ある程度の収入目標を立ててそれを達成できるように働き方を選んでいくことが重要となります。
目標額はどうやって達成するの?
今の収入と合算して、月に20万円まで手取りをあげたくて副業を検討しているとしましょう。
◇本業の収入が手取りで月に12万円の場合
時給1000円でパートに出るとして、8万円稼ぐためには単純計算で80時間。
本業にプラスしてこの時間働くのは無理ですよね。
◇本業の手取りが月に18万円の場合
あと2万円で目標の20万円達成です。
2万円なら時給1000円で働いたら20時間。
これならいけそう!副業したい!けど、子どもの預け先がない・・・
保育園の時間ギリギリまでいつも残業していて平日のダブルワークは無理。でも土日は学校も休みだし・・・
だけど生活をするうえでお金は絶対に必要だし、できれば子供のために貯金もしていきたい。
でも外に働きに行く時間はなかなかない・・・
実際に私がこう思っていた時に、家でできる副業はないか、山ほど試しました。
山ほど試した副業の話はこちらにまとめています。興味があったらぜひ読んでみてくださいね。
知らないと損なお金の話
ダブルワークをするうえで必ず知っておきたいのが、社会保険料の話です。
シングルマザーであれば、ほとんどの場合勤め先で社会保険に加入していると思います。
では実際にダブルワークで仕事を始めた場合に、どちらの会社で社会保険に加入するのか、把握できていますか?
加入条件を満たしていたら、「どちらの職場でも加入しなければいけないのか、など意外と知らない方もいるのですが、実際はどちらで加入しても問題はありません。
でもその前にどちらの職場でどのくらい稼ぐ予定なのかを考えていないと損をしてしまう可能性もあります。
実際の事例
たとえばA社で月に13万円、B社で月に12万円のお給料をもらっていたとします。
この場合どちらの会社でも社会保険に加入できるようになります。
そしてどちらで加入したとしても収入は合算され月収25万円として社会保険料が決定します。
その一方で、A社で月に20万円、B社で月に5万円の収入があったとすると、A社でしか社会保険に加入することはできません。
そしてその場合、A社の20万円の金額で社会保険料が計算される仕組みです。
どちらのパターンで働いても、月収は25万円のままなのに、社会保険料は後者のほうが安くなる、ということです。
意外に盲点なので、ダブルワークを始める前に確認してみてくださいね。